Interview 01
入社したきっかけを教えてください
新卒で入社してから11年目になります。
地元は真岡市で、高校を卒業後、宇都宮の日建工科専門学校に通っていました。建築士を取る学校なのですが、OB講話のため社長が来ていて、その縁で伊沢ガラスに来たという感じです。本当は住宅メーカーさんの最終試験に進もうとしていたんですが、ちょうどそのとき、社長から直接OB講演をおすすめされて「じゃあ話を聞いてみます」となりました。
自分で言うのもなんですけど、真面目なので。表立ってバリバリやるのも好きなんですけど、縁の下を支えるような存在のほうが合っているなと感じていました。
そんなとき社長が「大きい会社だと埋もれて、いいところが発揮できないよ」と言ってくださったので、「社長についていこう」と最終的に決めたんです。

Interview 02
業務内容について教えてください
営業が受注したものをただつけるだけではなく、お客様と直接話して商品をご提案したり、大きな現場なら自分が頭になってみんなでサッシを取り付ける指示をしたり、外注業者さんと打ち合わせして「いついつにこれを取り付けます」と管理する面もあります。
管理・施工・営業をある程度できて、現場を回さないといけないという形ですね。
毎回、現場ごとに状況は違って、同じ現場というのは無いです。
大きいガラスだったり、変わったガラスだったり、やりづらい場所など、いろいろな環境で応用を利かせて完成させる必要があります。

Interview 03
入社した当時のことを教えてください
入社当初は分からないことだらけで、専門学校で学んだ知識だけではやはり机上の空論というか、授業で聞いた話でもいざ作業になると技術が伴わなくて苦労しました。
今ほどマンツーマンで教える仕組みもなかったので、業務時間内でできないことは朝の時間を使って練習していました。ガラスの切り方を練習したり、掃除したり。当時からみんなより早く来ることを心がけていました。当時は先輩方と肩を並べられるよう必死に食らいついてきました。
社長は優しそうに見えたんですが、すごく怖かったですね。ちょっとしたミスで怒ったり…当時30代で社長になりたてで、十数人の社員を抱えて余裕がなかったんだろうなと思います。
今となっては「許してあげようかな」とは思いますが(笑)
当時は本当に忙しく厳しかったです。
辞めようと思ったことは何回もありました。ただ、父や中学校の先生の「一度決めたなら最後までやれ」という教えを遵守するため続けています。自分の中でも「ここに来るのは自分で決めたこと」であることに気概を持っています。

Interview 04
やりがいについて教えてください
大型物件だと暑い時期から年明けの春先まで、半年ぐらいずっと入りっぱなしになったりするので、終わるころには「無事に納まってよかった」とみんなで笑い合えるのが楽しいですね。一般住宅なら一人で作業できますが、やっぱり一人じゃなくて、みんなで“達成させる”というのが大きいです。
どうしても複数の現場があり、忙しかったりもしますが、その限りある中でも丁寧にやってあげたい。
そのぶん時間がかかるときはあるんですけど、「丁寧にありがとう」と言っていただけるとやっぱり嬉しいですし、やってよかったなって思います。そこは本当にお金だけじゃない瞬間だなと感じています。
Interview 05
成長を実感したときと今後の目標を教えてください
昨年、北九州で行われた「技能グランプリ」という技能士の全国大会に栃木県代表として出場し、上位入賞できたのは「頑張っててよかったな」と思いました。一級技能士が集まるので誰でも出られる大会じゃなく、技能士会からの推薦もいただき、社長からも挑戦を勧められたことが嬉しかったですね。
基本的に現状維持が好きじゃないので、資格もどんどん取得して「自分が成長している」という実感が欲しいんです。入社当初から7年かかる「一級建築施工管理技士」を目標にしていましたが、そしたら中西副部長が先に真似して取って、社長も一緒に取って…そんな流れで「一級ガラス施工技能士」「一級サッシ施工技能士」などを積み上げてきました。
上には生まれた頃からずっと働いているような大先輩たちがいて、その中で現場の長をやっていくなら「力を示さないとついてきてくれない」部分があるし後輩にも示しがつかないので。みんなは「すごい」って言ってくれますが、昨年は3位だったので「まだ足りないな」と感じてます。自分では、全然話にならないレベルなので1位を目指して、来年また挑戦するかもしれません。推薦してくれる方もいますので期待を裏切らないようにしたいですね。
あとは役職が欲しいという長期的な目標も持っています。
昔は社長が副部長、部長、工場長などを決めていましたが、今はみんなで話し合い、プロジェクトリーダー主導で決める流れになっています。それでも自分は社長に一番認められたい気持ちもあるので、昔のように社長から役職をいただければなと思っています。
Interview 06
伊沢ガラスの雰囲気を教えてください
一人だけじゃ絶対に仕事はできませんし、会社内も楽しくやれるのがいいなと思います。
20年、30年やっている職人さんが、10年そこそこの自分の指示でも「はいよ」と素直に受け入れてくれるし、打ち合わせもきちんと付き合ってくれて雰囲気がいいです。
評価制度や人材育成、場内整備、営業関係と三つのプロジェクトがあって、その中で人材育成プロジェクトを「どうしていくか」を話しています。
前は社長主導でしたが、今はプロジェクトリーダーが主導になっていて、社長にとっては理想の形かと思います。
今の教育方針では新人を、半年間つきっきりで教えるんですけど、朝のゴミ出しや始業の準備など、どうしても自分が早く来てやるのが習慣だったので、それを全部やってしまうと後輩たちは何もしていないことになる。
見て見ぬふりではありませんが、最近はそうやって後輩たちが自発的にやっていけるよう我慢しています。
Interview 07
伊沢ガラスを志望している方にメッセージをお願いします
良くも悪くも「自分次第なところ」が魅力です。
やりたい人はどんどん後押ししてくれるし、そこそこでいい人ならそこそこでの働き方もできます。自分のように「自分に厳しく」動いてほしい気持ちはありますが、全員がそういうわけでもないですから。
それでも、一人では仕事ができないし、プライベートではみんなで遊んだりします。現場だけじゃなく会社内でも本当に楽しくやれるのは「いい会社だな」と思う所以ですね。

技術を磨き現状に満足せず
常に上を目指す